裁判員裁判

 昨日、千葉地裁において、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)事件で無罪判決が出されました。裁判員裁判での全面的な無罪判決は初めてだそうです。

 裁判員制度が始まるにあたって、ある団体が検察庁に依頼して実施してもらった説明会に参加したことがあります。その説明会では、ビデオを見た上で有罪か無罪かをテーブルごとに討論するというもので、各テーブルには検察官または弁護士が1人入るのですが、私は一つのテーブルで進行役をつとめさせていただきました。

 私がビデオを見た感想としては、ほとんどの人が有罪とするだろうと思ったのですが、無罪の意見も多かったのにびっくりしました。テーブルごとに結論を発表しましたが、無罪という結論を出したテーブルも結構多かったです。

 法律家の見る目と、市民の方々の見る目とではやはり違うんですね。